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2008年11月9日日曜日

初体験・・・

ツールドジャパン第5戦西湖ステージ 出場しました!!
とにかく、スプリントロードレース初体験の私。
ビビリまくりでした。!!
まず、朝一に私X1クラスのレーススタート。
ロードレース未出場者、初心者のX1クラスのはず、
なのに?異様なハイペース。だから? 
追い越しも中から外から、コーナーでもカットインお構いなし!!
こわぁ~!!
何とか先頭が見える範囲で着いて行くと
2,3km地点付近で連続コーナーが続くとあっちこっちで、
接触の連続。 3台隣でとうとう落車発生。 
アクシデントがある度にグンッと上がるペース。
8km地点左直角カーブを過ぎての登り、皆さん一気に
引き離しに かかります。 負けじと私もぺダルを踏むと、あれっ。 
上位に上がっちゃった。!?
この辺りの選手になると皆さん比較的安定した走りで、安心です。
しかし、相変わらずハイペース。
2周目4km地点、左直角カーブ立ち上がりダッシュが掛かりました。
タイトコーナー立ち上がりって、なんか空気が張りますね。
って事は、ラスト登り手前の左直角カーブでも動きますね?
なんとなく、イメージ出来ました。
さぁ、そろそろ直角カーブ来ますよ!! っと、その前に
赤い帽子の集団が・・・!! 
前のグループに追いついてしまいました!
直角カーブ立ち上がって、登り。
もう赤帽子、黄色帽子入り混じってぐちゃぐちゃです。
そんな中、MTBをやっていたお陰でしょうか?
調子よくスルスルと団子状態を抜け出せて、ここからゴールスプリント
に突入してしまいました。 

まだ、ゴールまで1.5kmほど有るのに全開です。
前出走クラスのグループと私達のグループ入り混じってのゴールでした。
自分のすぐ前に2人、黄色帽子がいたので撃墜したかったのですが、
赤帽子2人に阻まれ、迂回して抜くほど足は無く終了しました。
結果X1クラス  出走69名中 14位 でした。
初出場でこの結果は上々だと思いますが、恐怖感の方が大きく
全力を出し切った!!時の爽快感が得られず、戸惑いぎみでした。
 ですが、ご心配なく!!  午後からのチャレンジ7にも出場して
そんな戸惑いを綺麗に払拭して参りました。
そちらの様子は後記するとして、次はぽわ~ん2号のレポートです。

 2号は現在小学校4年生。  本日のクラス分けでは高学年。
自転車競技キャリア7年の2号もロードレースは初めて!!
しかも、5,6年生相手に戦う訳で、無事に帰って来てくれれば。
西湖ぐるっと一周10km×1周回と言う事で、シャッターチャンスは
スタートとゴールのみ。しかも、今回導入した新兵器HDDムービー
を使用していたので、画像なしの何とも地味な今回のレポートです。
さぁ、レースです。
ゼッケン番号など関係なく、わらわらスターティンググリットに付く
選手達。 じつにバラエティ豊かなバイクが並んでおります。
かなりのマッドにも威力を発揮しそうな、タイヤを履いたMTB。
カゴ、フェンダー付きの少年自転車。
そうかと思えば、ZIPPのカーボンホイルを履いたロードレーサー!!
選手はみんな、小学生です。
スタートの合図と共に花火が上がり、選手達は出て行ってしまいました。
しかし、1km地点まではローリングスタートなので、
のんびり出て行きました。 自分の時も思いましたが、
安全性としてはかなり優れたスタート方法でしょう。
映像を撮っている方としてはざっくりとした映像しか
取れませんでしたが・・・。
まぁ、当の選手達は1km地点までに
自分の位置取りに必死になっていた事でしょう。
そう、ぽわ~んのレースはすべて想像です。
なにせ見ていないのですから。
スタートとゴール以外は。

きっと、頑張ったのでしょう!!
ゴールに帰って来たぽわ~んの出がらし感・・・
すかすかになってました。
結果的には49人出走中13位。  4年生10歳では最高位。
無事に帰って、この結果。 上出来、上出来!!


さぁ、ラスト。 自分のチャレンジ7です。
はっきり言って、やる気ゼロでした。
怖い。も有りましたが、何よりコーナーの連続で
Ave40km/h以上を70km走る!!
今の自分には到底、無理な話と分かっているのですから。
それでも、勉強のつもりで先頭集団はどんな動きをするのか
知りたくて2周ぐらいは、がむしゃらに付いて行こうと決心!
 KAZと二人、最後尾からスタート。
ローリング中にいい所まで上がって来れました。
1km地点でグリーンフラッグ。 一斉に踏み始めました。
すぐに連続コーナー。 集団で入って行きます。
自分は集団の外側で身の安全を確保。・・・しかし、
なにか、先ほどのレースと違います。
ペースは先ほどと大差ないのですが、’殺気’が無いのでしょうか?
やはり、どの選手も安定していて無理のない走り。
警戒範囲が非常に少なくすみます。
“あ~、これがロードレースだぁ。” そう感じました。
表現しにくいですが、“秩序”が有った気がします。
先ほどのは何でもありの喧嘩。場外乱闘?
それはそれで、バトルロイヤル的な感じもアリかな?
自分は怪我が怖いので、ちょっと遠慮しますが・・・。
次回は少し上のクラスでチャレンジしたいな~。
で、2、3周ほどトップクラスの気分を感じさせて頂いたし
(この時点ですでに自分が何周走っているか把握出来ていない。)
足も十分乳酸が溜まってきてます。 そろそろ降りますか!
連続コーナーを立ち上がって、アウトに避けたのですが
後ろの選手は自分がアウトにはらんだだけと、思ったのでしょう?
列に戻るのを待ってくれたようなのです。
あの時、ひとつサインを出していれば後ろの選手も間を詰めるのに
足を使わなくて済んだであろうと思うと、
自分には“秩序”が足りなかった。
そして、一旦足を止め後ろに下がりながらも他の選手の後ろで
風をよけつつ走り続けます。
スタートしてからずっと心拍数は180オーバーで一向に下がる気配なし。
ふくらはぎもやばくなって来たし、この周で止めるか!
じゃ、この周はきっちり走ろう。 8km地点直角コーナーからの登り。
ここでちゃんと付いて行きました。!! 
もう強いですよ。 自分だけ最終周ですから。
その後のだらだら登りでもきっちりつめます。
付いて行ける。それだけでちょっと達成感を感じ、
後ろを振り返って見たんです。
そしたら、誰もいないんです。 いるのはペースカーなんです。
一瞬で答えが出ました。 今や世界共通語に成りつつある言葉。
“Mottainai” 
もったいないです。 かなり先頭まで遠いですが、トップグループ
には変わりありません。
未知の世界へ突撃です。スタート地点から前半は下り基調なので
たっぷり休みます。 ドラフティングでも他の選手は足を回していても
私は平気。 むしろブレーキを使うぐらい。 
足を使うのは8km過ぎてから。この作戦が良かったのか? 
ふくらはぎは相変わらずだが、心拍が170まで落ちてきた。
この頃から本格的に雨が降り出し、体温を奪われて行くのが分かる。
おしりから始まり、腕、足。と徐々に体が濡れて行きます。
非常に不快感とウェットの恐怖感で、再び挫けそうに成ったが
足、が濡れて冷えたのが良かったのか? KAZ選手が先頭に出て
ペースを押さえてくれていたお陰で、心拍が160に落ちて足の痙攣が治まる。
前方に見える赤いジャージを励みに目の前の選手に
喰らい付いて行くのが精一杯。
そんな状態で何分走ったのか?わからない状態でただ、
ひたすら付いていくと、赤いジャージのKAZ選手が下がって来て、
自分が前に出た状態に。 
“おれ、まだ、生きてるよ。” 心の中でつぶやきました。
これが最周回後半の事です。 もう、次にやる事は分かっています。
次の直角コーナーからアタック。 ほんとに最後です。
インべったりで行った気がします。登りではもう、回りを見る余裕は無く
どうなったのか・・・?登り終え、ふと前を見ると
先ほどと同じ選手が目の前にいます。 付いて行けたんだ。!?
あぁ、これで終わる。 この選手に付いて行けば。
ゴールラインが見えたけど、こんなにストレート長かったか?
一列だったラインが横並びに。 自分の足はこれ以上回らない。
ギヤを1つ、落としてみた。 差は・・・変わらない。 もうひとつ。
もうひとつ。 3つ、落としたのか? 結局、差は変わらず。
ゴールラインを通過した時、ぽわ~んの姿が見えた。
その瞬間、言葉にはなってない雄叫びが出た。 
それは怒りでも、喜びでも無く。 ただ、無言で戦い、走り終えて
深呼吸のような物だったのか?
今、思うとあれは自分へのエールだった気がする。
この年で初めての体験をさせてもらい、絶対に不可能と思っていた
事を完結させる事が出来、自分でも驚きを隠せないが、
これからもチャレンジすることを恐れない為に、
自分への“活”だった。
結果的に完走18名中/10位と予想外の成績(完走さえ予想外)
を収めたが、あくまでも先輩選手達の胸を借りての成績であり、
チーム代表KAZ選手の存在による励みと、へたれの自分と練習を
付き合って頂いたチームメンバーの皆様に心から感謝しております。
ありがとうございました。


3 件のコメント:

kaz さんのコメント...

西湖チャレンジ7お疲れさま。いい感想だったねえ! 本当にがんばったと思うよ。まあ...新たな苦悩の始まりと言うことで(笑)これからもヨロシク!!

Ryota さんのコメント...

お疲れ様でしたー!
来シーズンもチームみんなで頑張りましょう!!!

さんなんごっさん さんのコメント...

沖縄組のお二人もお疲れ様でした。
あちらも雨で大変だったでしょう?!
今回はとにかく良い経験でした。
こんなデンジャラスな世界に引きずり込んで
頂き・・・(笑)ありがとう!!